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男性の産休・育休取得について

こんにちは。社会保険労務士の前野です。

今日は、来年にも改正予定の「男性版産休」について取り上げたいと思います。

「男性版産休」来年10月にも

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060300487&g=pol

育休は「育児休業」、「産休」は「産前産後休業」ですが、今回改正される「男性版産休」とは何でしょうか。これは、育休取得にあたり、女性の心身への負担が最も高まるとされる出産後8週間以内に取得することなどを原則とするもので、厳密には「出生時育休」というものになります。趣旨としては男性の育児参加をもっと実効性のあるものにすることと、女性の職場復帰を円滑にすることが目的ですが、この背景には男性の育児休業の取得率の低さがあります。

厚生労働省の19年度雇用均等基本調査によると、民間企業での男性の育休取得率は7.48%にとどまっています。国が制度を推進している国家公務員でも28%の取得率です。一方で国が掲げる目標は30%ですから、現実と目標のギャップが現れているのではと思います。

なぜ、育休取得がなかなか進まないのか、それは、休んだことによるデメリットのほうが大きいと考えられているからです。現実的には収入が下がる、昇進に影響する、などが考えられていますが、「休むと他の人に迷惑をかけるので休みづらい」といった「職場の雰囲気」が悪くなると考えられていることが大きいようです。

ここからは私の個人的な考えですが、今や時代が大きく変化し、育児に(参加)ではなく家族のメンバーとして自主的にやることが、当たり前になってきています。男は仕事、女は家庭の時代の考え方のままでは、これから先に生きていくのは難しいのではないかなと思っています。役割を逆にするという話ではなく、人生100年時代を誰とどう生きるかを考える機会になったのかなと思っています。考え方は人それぞれで、正解がないのが育児だったり家事だったりと思いますが、いろいろな考え方、価値観を尊重できる職場が増えると、育児休業の取得率も増えるのかもしれないと思います。

今後改正される育児休業法の具体的な内容にも注目したいと思います。

 

※写真は夫婦岩です。

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